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第7章 菊花賞 〜史上2頭目、無敗の三冠馬〜


日付レース名場名 コース馬場人気(オッズ)着順騎手斤量タイム3F馬体重タイム差
05.10.23菊花賞(G1)京都 芝30001 (1.0)1武豊57.03.04.633.3444(-4)0.3

日本競馬のクラシックである皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3レースを制する馬を三冠馬と呼ぶ。三冠馬は特別な馬のみに与えられる 称号のようなものである。皐月賞は速い(早い)馬が勝ち、日本ダービーは運の良い馬が、そして菊花賞は長距離を物ともしない 脅威の心肺能力からもたらされる総合的な力、すなわち最も強い馬が勝つといわれている。この3レースをすべて制圧する資格がある 馬こそ三冠馬だ。完全無比であり、すべての競走能力値が超一流レベルでないと絶対に達成することはできないだろう。過去の三冠馬は セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアンと日本競馬史上には5頭誕生している。その大偉業に 春の2レースを制覇したディープインパクトが挑戦する事となったのである。 ディープインパクトは前哨戦である神戸新聞杯の内容にしても、もはや敵なしな感が強くなり単勝オッズがとうとう1.0倍となった。 これを見てしまうともうディープインパクトが勝つかではなくどういったパフォーマンスで勝つのかというのが焦点になってくるのだった。 今回は3000mと未知の距離であり、長距離得意のライバルたちも出走してきていた。シックスセンス、ローゼンクロイツ、フサイチアウステル らがその面々であった。

大歓声を受けてレースがスタートした。今回は強力な逃げ馬が不在といった様相を呈しておりシャドウゲイトが超スローの逃げにでた。その後から アドマイヤジャパンが積極策を敢行、注目のディープインパクトは普段とは違い好スタートを切って中団に付けていた。それをマークするように シックスセンス、フサイチアウステル、ローゼンクロイツがぴったりと付けていた。ところが大本命ディープインパクトは今回はやや力んで走っている ようで武豊騎手が折り合いをつけようと必死になっていたのだった。 スタンドを過ぎて、向こう正面に向かうあたりでディープインパクトと武豊の息が 合ったようだった。だがしかし、先頭のシャドウゲイトと2番手追走のアドマイヤジャパンが楽な先行をし3番手との差を10馬身近く開いて3コーナーから 4コーナーの坂を下っていった。前走の神戸新聞杯でナリタブライアン級のまくりを使ったディープインパクトだったが今日はやや抑え気味で下ってきた。 直線コースに向くと内から一気にアドマイヤジャパンが抜け出し5馬身くらいのリードを取った。
その時だ!外から突っ込んでくる1頭の馬がいた。ディープインパクトだった。場内の熱気も最高潮である。 そして50mくらいを残したあたりでついにディープインパクトが先頭に立ちゴールイン!
驚異的な強さだった。とうとう三冠馬が誕生した。皆が最高に嬉しい気分になった。
すべてのファンそして日本の競馬の夢をのせてディープインパクトは走り続けるだろう。

着順馬番馬名性齢騎手時計3F
17ディープインパクト牡3武豊3.04.633.3
26アドマイヤジャパン牡3横山典弘2馬身35.5
34ローゼンクロイツ 牡3安藤勝己 4馬身34.8
411シックスセンス牡3四位洋文1/2馬身34.2
514フサイチアウステル牡3藤田伸二2馬身35.0
65アドマイヤフジ牡3福永祐一5馬身35.4
71コンラッド牡3小牧太2 1/2馬身36.3
815マルブツライト牡3松岡正海ハナ35.8
99エイシンサリヴァン牡3吉田豊3/4馬身35.3
103ミツワスカイハイ牡3渡辺薫彦35.7
1112ピサノパテック牡3岩田康誠1 1/2馬身36.9
122ヤマトスプリンター牡3池添謙一1/2馬身35.6
1316マルカジーク牡3角田晃一5馬身36.8
1413ディーエスハリアー牡3石橋脩3 1/2馬身37.6
158シャドウゲイト牡3佐藤哲三2 1/2馬身40.7
1610レットバトラー牡3幸英明1馬身38.0

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