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素材豊富!2009年クラシック世代

 2008年も早11月下旬になってきました。この時期、競馬の番組自体も2歳未勝利戦やメイクデビュー新馬戦が多く組まれるようになってきて一日に7鞍2歳戦という日も 見られるようになってきます。
昨年の世代あたりから2歳戦のレースVTRをパソコンにキャプチャしてレースの研究材料にしたり、名馬のレースVTRをコレクション的にDVD化する目的で保存して たりするので、非常に手間だったりするわけなのですが、おのずと多くのレースを目にする事になりレース的に内容が濃いのか薄いのかといった事が多少分かるようになってきました。
そんな私のあまりアテにし辛い2歳馬レビューだったりしますが、来年の楽しみな馬の紹介という感じで今回のコラムの内容にしようと思います。
 期待の牡馬で紹介したいのは、2着に2秒以上の差をつけ2歳未勝利戦を大楽勝したリーチザクラウン、札幌2歳Sの覇者ロジユニヴァース、新潟2歳S勝ちのセイウンワンダー、 抜群のスピードを誇るツルマルジャパン、くるみ賞勝ちのストロングガルーダ、脅威のダート性能を誇る外車スーニの6頭です。
 
まずこの6頭の中でも指折りの勝ちっぷりを見せたのがリーチザクラウンでした。
勝ち上がりの舞台は11月16日の京都1800mの2歳未勝利戦。スタート直後にスピードの違いで先行するとそのままハナへ立って折り合いに専念という競馬。勝負どころの3、4コーナーで軽く気合を入れられると スッと反応して直線の入り口では一気に5馬身ほどの差がつき、後は鞍上の武豊騎手が追うところ無く後続馬を大差で千切り捨て最後は2着馬に2.1秒差をつける大楽勝劇を演じました。さらに驚いたのが勝ちタイムで この時期の2歳馬としては破格の1分47秒4を叩き出しました。この日の京都は開催が進んでいたし小雨も降っていて開幕馬場での超抜時計という訳ではないだけに価値が高いと思われます。父スペシャルウィークにも良く似たしなやかな脚の運び方からして 距離が伸びてもやれるような雰囲気があるので今後が非常に楽しみな馬だと思います。
 
札幌2歳S勝ちのロジユニヴァースは今年新種牡馬デビューした2冠馬ネオユニヴァースの産駒です。 この馬は新馬、札幌2歳Sとデビュー以来2連勝を飾っているのですが、この2レースに共通するのは共に外をまわっての競馬から4角でも当然大外へ 振ってから直線脚を伸ばし勝っている点です。この芸当は新馬だけならまだしも出世レースとして名高い札幌2歳Sで披露するというのはかなり見所があると思います。
ようするに競走能力がかなり卓越している馬でないと出来ないように思うわけです。さらに札幌1800mの勝ちタイム1分49秒1は同日の古馬1000万下の1分49秒5をコンマ4秒上回る非常に優秀な時計でした。 馬場の重い札幌の内容を見るとかなり粘り強い面を持っているようだし既に中距離以上の適正を示したも同然の内容なので来年のクラシックでも有力な馬に育つ可能性は高いと思いました。
 
新潟2歳Sを制したセイウンワンダーツルマルジャパンは今年の新馬戦初日でいきなり直接対決をした2頭。2頭が対決をした舞台は 阪神の1600m外回りでした。好スタートから先手を取ったツルマルジャパンを直前の稽古では古馬を圧倒する動きを見せていたセイウンワンダーが追う形となり直線では2頭のマッチレースとなりました。
最後は逃げの手に出たツルマルジャパンのスピードがセイウンワンダーを上まわりこちらが勝利を飾りましたが、この日の内容からセイウンワンダーが次走で勝ちあがるのはまず間違いないというハイレベルな 内容でした。この日は稍重での新馬戦でしたが1分35秒4の優秀な時計も2頭の強さを証明するものでした。
この新馬戦の後ツルマルジャパンは新潟のマリーゴールド賞(芝1400m)に出走、1分20秒9という2歳馬離れしたタイムで楽勝し現状ではマイルあたりの距離が向くタイプなのかなという印象です。
セイウンワンダーは新馬2着後の未勝利戦で後続馬を1秒ぶっちぎる強さで勝ちあがり不良馬場となった新潟2歳Sへ出走。この馬場で追い込むのは難しいと思われたレースを最後方大外一気の末脚で 重賞制覇を果たしました。その末脚の威力は不良馬場ながら3F34.4をマークしておりサクラメガワンダーやオースミグラスワンに次ぐグラスワンダーが送り出す大物候補の誕生と見て良さそうです。
ただし今現在の印象ではやや反応が遅い面が見られる点と馬が完成に近い感じがしているので今後の上積みは未知数的な部分があるように思える点などが課題かもしれませんね。
 
歴史的天皇賞(秋)の日のくるみ賞を勝ったストロングガルーダは新潟の新馬でデビューを飾り、次走の新潟2歳Sへ出走しましたが 雨が合わなかったのか7着に敗退していました。しかしながら調教などで見せるセンスの良さそうな動きからして高素質馬な予感があったので注目していたのですが、続く東京のくるみ賞では1400mの競馬で好位から抜け出すと後続を0.5秒突き放してレコードタイムで 楽勝しました。個人的にこの馬で他と少し違うなと思ったのは2歳馬ばなれした落ち着いた雰囲気を見せている点です。父ダンスインザダークで、若干胴長な感じがしますが母父キングマンボから豊富なスピードも受け継いでいるのかもしれませんね。今後は本格的に距離を 伸ばして行った時にどうなるかという所が注目です。
 
今年のデビュー世代の中でとにかくダートの強い馬で挙げておきたいのが外国産馬スーニではないでしょうか。なにしろこのスーニという馬は圧倒的な強さで勝っています。
新馬デビューは10月12日の京都1200mダート戦でした。スタートから2Fあたりまでびっしり先行争いが激しくなったこのレースを先行したスーニは他馬が前半のハイペースで脱落していく中ただ一頭だけ直線に入っても 手ごたえ十分で騎手が仕掛けると再び加速し大楽勝。良馬場のダート1200mでこの時期の2歳馬が計時する時計としてはあまりに速い1分12秒9をマークしています。正直前半の速い流れから一度も息の入らないような競馬内容で あの強さは化け物かと思う程の物がありました。続く2戦目は東京ダート1300mの2歳500万下でしたがここも自らペースを作ると直線でも絶好の手ごたえで抜け出し1分18秒3のレコードタイムを叩きだして2連勝を飾っています。
今後はどこまで距離が持つかという事で日本の番組的に活躍度合が変わってきますが何とか1800mあたりまで克服してもらいたい馬です。素材は怪物級と確信しています。
 
 牝馬の方の注目馬としては牡馬ほどはっきりとまだ見えてきてないので新馬戦の内容と雰囲気に大物感の漂うワイドサファイアに注目しています。
この馬はローズS当日のメイクデビュー阪神で勝ちあがったのを阪神競馬場で生観戦していたので特に印象深い馬だったのですが、持っている雰囲気が名馬そのものという感じで素直に良い馬だと思いました。
レースは道中馬群の中ほどにつけ折り合いに専念という感じでまだ遊び遊びした追走ぶりでした。しかし仕掛けどころの3、4角で内に進路を取られると追うところなくスッと抜け出して最後までムチが入るような所もなくセンスだけで走っているような勝ち方をしていました。
まだまだ奥のありそうな馬のようで次走のファンタジーSへ出走した際には(4着敗退)福永騎手が将来はシーザリオ級までいける馬といっていたというから乗ってる方が感じた凄さは外から見る以上のモノがあるようです。
ファンタジーSの敗戦自体もスタート直後の出遅れ、折り合いを欠いた点など敗因がはっきりしており、これからの成長次第では十分挽回できるものだと思われます。
 
 今回取り挙げてみた馬は現状である程度活躍が出来そうな馬たちを中心に選んでみたのですが、この馬たち意外にも末脚の奥深さでプロスアンドコンズ、ダートを勝ちあがったパーフェクトケンとナムラカイシュウ、新潟で勝ちあがったダイワプリベールなどなど将来性のありそうな馬たちがたくさんいるように思います。
世代間比較というのは実際に来シーズンの夏の古馬混合戦になって初めて分かってきたりするのですが、私の予想とするならば今年の2歳世代の馬たちはここ2年あたりの中ではハイレベルな部類になるような予感がありますがさてどうでしょうか。 2008.11.29

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