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カワカミプリンセスの強さは!?

先週のエリザベス女王杯を勝ったのはフサイチパンドラであった。
しかし、この勝利は1着入線馬カワカミプリンセス号の降着によるタナボタでの優勝であり、明らかにこのレースの勝者はカワカミプリンセスであった。
このカワカミプリンセス号は桜花賞こそ出走しなかったもののオークスでは穴馬的存在で優勝。
秋の秋華賞では、オークスからのぶっつけでこれまた優勝。
そしてとうとう牝馬最強決定戦のエリザベス女王杯も手中にしたかに見えたが失格と、まさに実質無敗の強さを誇っている。
正直言って私個人としてはこの馬は秋華賞優勝の時点では、無敗という実績ほどの凄さは感じておらず今回のエリザベス女王杯でも、ちょっと間違えばスイープトウショウの餌食ではないだろうかと考えていた。
とはいえレース振りの安定性という点においては素晴らしいものがあり一方では大崩のないタイプにも見えた。
レース振りは秋華賞、エリザベス女王杯ともに3コーナーあたりで手ごたえが怪しくなる。
特にエリザベス女王杯の坂の下りあたりの行きっぷりは正直、完全に潰れる、と思わせる程悪く、それでいて直線に入ってからの伸び脚は確かなものであり、得体のしれない馬なのかもという感じがしてきた。
それこそテイエムオペラオーのようなレース振りである。
結果としてエリザベス女王杯では古馬最強牝馬のスイープトウショウを退けており牝馬相手ではナンバーワンの座についたといってよいと思う。ただしスイープトウショウ自体がこのエリザベス女王杯ではやや調整過程において難しい所があったのは確かではあるので必ずしもスイープトウショウ以上の名馬かということについてはこれからの活躍次第といった所かと思う。 ところでこの馬の父は最近の競馬ファンにとっても記憶に新しい馬、キングヘイローである。
キングヘイローと言えばスペシャルウィークやセイウンスカイ、グラスワンダー、エルコンドルパサーなどなど数多くの名馬が一堂に会した史上最強世代の1頭であった。
特にその血統構成は他の追随を許す事のないほど素晴らしい物であったのが印象に残る。
キングヘイローの父は80年代の世界最強と謳われたダンシングブレーヴであり、母はアメリカの名牝グッバイヘイローである。
その血統は世界最強の血統でありキングヘイローという馬の素晴らしさからどのくらい活躍するだろうと注目されていた。
そしてデビューから3連勝で重賞を制覇し翌年のクラシック有力馬と見られていた。しかし、いざクラシックが始まってみると皐月賞では1番人気のスペシャルウィークを抑えた物のセイウンスカイに逃げ切りを許し2着、ダービーでは福永ジョッキーを背に果敢に先行したものの14着に大敗、秋は神戸新聞杯3着、京都新聞杯ではスペシャルウィークと一騎打ちとなったものの2着に敗れ、菊花賞では5着と3強の中では影の薄い存在になりつつあった。
翌年からはマイルから中距離路線を歩み重賞を連勝するもG1となると届かず、いつしかスペシャルウィークやセイウンスカイには大きく実力で水をあけられるようになった。しかし、その血統に秘められていた力は突然開花する。2000年の高松宮記念である。この小回りの1200mというスプリント戦に出走したキングヘイローは直線、大外から豪快な差し脚で前を行くアグネスワールドやブラックホークといったスプリンターを差しきり初G1制覇を飾った。その年マイル路線でも活躍し改めて能力が高い馬だったことを証明し引退した。 後に見直し見るとあの頭の高いフォームでいつも最後が甘くなる馬だったが潜在能力は確かな物があったのだと思う。
それを証明してくれているのが今年のクラシックで活躍したカワカミプリンセスやニシノフジムスメである。
そもそもキングヘイローという馬は超良血馬で、あの馬の産駒が走りまくっても驚けない側面を持っていると思う。
ひょっとするとリーディングでもかなり上位に来るようになるのかも思ったりする。
このカワカミプリンセスの活躍により来年の種付けでは人気が上がるだろうからより上質の繁殖牝馬が当てられるようになったら可能性は十分だと思われる。2006.11.16

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