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2006年クラシック世代のレベルは!?

競馬の楽しみ方のひとつに毎年デビューする来年のクラシック候補生を一早く見つけるというのもあるだろう。
私も実際の所はこの楽しみ方を知らないうちにしている事が多い。
思えば昨年のこの時期は新種牡馬アグネスタキオン産駒が勝ち星を多くあげ改めてタキオンの資質の高さを思い知らされ皐月賞後のタキオンを見たかったなという思いを強くしたりしていた。
また、ダートで恐るべき強さを誇ったクロフネが父としてどんな仔を出すのかとか非常に近代競馬チックなネタで楽しんでいた。
そして気づけば今年も早9月である。
この秋はまず大きな目玉はディープインパクトが凱旋門賞をいかにして勝つのかという点が断然の注目株であろう。
しかし、あまりにもディープインパクトのやろうとしている偉業が偉大すぎて隠れてしまっているのがメイショウサムソンの三冠馬挑戦。
まあ、三冠馬特有の世代を圧倒するほどの存在感というのは感じないのだが、サムソンの地力の高さを考えると達成する可能性は高いと思っている。
そこでだが、この世代のレベルについて少し考えてみようと思った。
今年のクラシックを見る限り、この世代は全体的に層が厚くそれこそシックスセンスくらいの資質を持った競走馬も何頭かいるんじゃないかと思ったりする。
例えばメイショウサムソンであったり、フサイチジャンク、マルカシェンクにドリームパスポート、アドマイヤメイン、そして先日札幌記念を古馬相手に優勝してきたアドマイヤムーンあたりだろうか。
春先の印象ではアドマイヤムーンはやや早熟気があったので秋は疑問だったのだが、先日の札幌記念を見る限りは中距離からマイルあたりを中心に上位で戦える能力を維持できていると見て良さそうだった。
ダービーの敗戦などを見る限りは距離的には2000あたりが上限になりそうだがまだまだ見切れない感じだ。
世代間のレベル差という点の検証としては上で述べたような他世代との対戦は非常に参考になる。
今年の札幌記念では古豪のシルクフェイマスやグレイトジャーニーらを相手に全く臆する事なく、まるで同世代相手の重賞を制する時のようなパフォーマンスでアドマイヤムーンが優勝していた。
もちろん、敗れた古馬陣が往年の強さを発揮できていないのは仕方ない点ではあるが、古馬と3歳馬の差というのは思ったよりも大きく、それを差し引いての大外一気差しだった。
あの1戦は非常に見所アリのレースだった。
あのレースを簡単なものさしとすれば、今年のメイショウサムソン世代は秋になって古馬もうかうかしていられない存在になってくる可能性は大であろう。
現勢力図としてはディープインパクトは断然でそれにハーツクライやリンカーンといったパリッとしたスターホースが存在するがひょっとするとリンカーンらを差し置いて上位で戦える馬が何頭かいるのかもしれない。
9月に入って今年は阪神改修の為、中京と中山でトライアルがスタートする。
ここで秋になって馬が変わったというのが出てくればとても楽しみである。2006.09.01

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